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大手キャリア3社と格安SIMの違いとは?
「格安」とついているだけあり、大手キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)に比べ格段に料金が安い格安SIM。
しかし具体的なプランや大手キャリアとの違いについてはまだまだ認知されていません。
通話の品質や通信速度、各種サービスにはどういった違いがあるのか?
大手キャリアとの違いを表にしながらご説明します。
大手キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)と格安SIMの比較
ドコモ・ソフトバンク・au | 格安SIM | |
---|---|---|
基本料金 | 高い | 安い |
かけ放題 | あり | なし |
データ通信料 | 高い | 安い |
通話品質 | 同じ | 同じ |
通信速度 | 速い | 業者間で差あり |
サポート対応 | 強い | 弱い傾向 |
キャリアメール | あり | なし |
決済方法 | 複数あり | クレジットカードのみが多い |
料金の比較
大手キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)の場合
大手キャリアの料金は基本的に
基本プラン+データ通信量+インターネット接続料
で計算されます。
auを例に説明します。
auでは基本プランとして
- カケホ(通話料が無料)→2,700円
- スーパーカケホ(5分以内の通話が無料)→1,700円
- LTEプラン(かけ放題なし)→934円
の3つのプランが用意されています。
この価格は誰でも割、いわゆる2年縛りによる割引がされた後の価格です。
次に月あたりのデータ通信量を選びます。
基本プランでカケホを選んだ場合、データ容量は
- 2GB → 3,500円
- 3GB → 4,200円
- 5GB → 5,000円
- 20GB → 6,000円
- 30GB → 8,000円
から選ぶことができます。
これにインターネット接続料の300円をプラスした価格が月々の基本料金になります。
今回はauを例に説明しましたが、プラン名や料金など多少の違いはあるものの、ドコモやSoftbankもほぼ同じ料金体系をとっています。
大手キャリアとの契約では、最安のプランを選び、一か月まったく通話・データ通信がなかったとしても月々5,000円以上はかかってしまいます。
格安SIMの場合
次に、格安SIMの基本的な価格体系を説明します。
格安業者のSIMカードは、データ通信のみのSIMと音声通話対応SIMの2種類から選べるものが多く、それぞれのSIMごとにデータ通信量ごとの基本料金が設定されています。
CMでもよく見かける格安SIM業者「マイネオ」を例に説明します。
マイネオの料金体系(ドコモ回線利用時)は以下の通りです。
データ通信量 | データ通信のみ | 音声通話あり |
---|---|---|
500MB | 700円 | 1,400円 |
1GB | 800円 | 1,500円 |
3GB | 900円 | 1,600円 |
10GB | 2,520円 | 3,220円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
30GB | 5,900円 | 6,600円 |
音声通話つきのプランでも最低価格は1,400円と大手キャリアに比べてかなり割安であることがわかるでしょう。
料金体系も一目で分かりやすいのが特徴的です。
通話をせず、あらかじめ設定したデータ通信量を上回らなければ基本料金を上回ることはありません。
料金面で格安SIMが劣っている点は、かけ放題のプランがないことです。
しかし最近はLINEやSkypeなど、データ回線を利用した通話アプリが登場しており、このデメリットはかなり小さなものになっています。
格安SIMは2年縛りがないのも特徴です。
大手キャリアでは2年ごとの契約をユーザーに要求し、更新月以外の解約時には高い違約金を請求します。
必ずしも2年契約をしなければいけないわけではありませんが、そうでなければ月々の料金が1,500円ほど上乗せされるため選択からは外れるでしょう。
格安SIMでは1年ほど利用すればその後は自由に解約を行えるものがほとんど。
今後さらに魅力的な格安SIM業者が現れたとしても違約金を気にせず乗り換えができます。
通話・通信の品質の違い
これは誤解されがちなのですが、格安SIMと大手キャリアの通話品質は変わりません。
なぜなら格安SIM業者は大手キャリアの通信回線を借りているからです。
例えばドコモ回線を利用している格安SIM業者の通話品質はドコモと同じになります。
ただ気をつけていただきたいのが、データの通信速度については大手キャリア並みではないということ。
格安SIM業者が大手キャリアの回線を多く借りれば借りるほど通信速度は速くなりますが、それと同時に多くの回線利用料金を支払わなくてはなりません。
当然そのコストはユーザーにも影響します。そのため格安SIM業者はユーザーへの価格的負担、経営状況などを考慮しながらデータ通信を制限しています。
業者によって差があるので、事前のリサーチが必須です。
サポート対応の差
格安SIM業者はユーザーに格安でサービスを提供するため、実店舗をあまり設けていません。
大手キャリアであれば少しでも分からないことがあればショップに行き対応してもらうことが可能です。
しかし格安SIMを使っている場合はそうもいかず、公式サイトの問い合わせフォームやメールから連絡しなければなりません。
また端末の保証をする格安SIM業者は少なく、故障してしまった場合は直接メーカーに修理を依頼するか、新たに買い替える必要があります。
他にも初期設定をユーザー自身で行わなければならないなど、格安SIM業者のサポートは万全とは言えません。
キャリアメールの有無
格安SIMではキャリアメールを使うことができません。
しかしgmailやYahooメールといったフリーメールサービスを利用することでメールのやり取りは可能です。
以前はキャリアメールでなければ登録できないという会員制サービスも多数存在していましたが、フリーメールが一般的になってきていることからそのようなサイトはかなり少なくなっています。
このままフリーメールが普及していけば、キャリアメールでなければいけないという場面はほぼなくなるでしょう。
決済方法
大手キャリアではクレジットカードはもちろん、口座振替、コンビニ払いなど複数の決済方法があります。しかし格安SIM業者の決済はクレジットカードのみという場合が多いです。もちろんその他の決済方法に対応する格安SIM業者も存在しますが、まだまだ数が少ないというのが現状です。
まとめ
通話が多い方、もしくは大手キャリアのみ提供しているサービスが手放せない方以外は格安スマホが断然お得です。
ある程度は自分で調べ、サポートに頼らない力が必要ではありますが、このページにたどり着いたあなたであれば十分に自分で解決する力はあるはずです。
このサイトでは格安SIM業者の比較や具体的な乗り換え方法についても解説しています。
格安SIMの知識を手に入れ、毎月の出費を抑えましょう!
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